2019/11
2019年11月にオープンした、星野リゾート リゾナーレ那須のクリスマスツリーを製作させていただきました。
今回は、高さ10Mのモミの木でした。
高さ10mのモミの木を効率よくイルミネーションを配置したとして、一体何本のイルミネーションが必要か、という計算をします。
予算をギリギリまで使って資材を余らせずに購入するために。
今回声をかけてくれたセンスオブワンダーの中里くんに定規になってもらって、木の高さを測り、図面を引こうとしたのですが、あまりにも作図の効率が悪そうなので、10分の1スケールの簡易な木の模型を使ってイルミネーションや必要資材の算段をしました。
こんな模型ですが効果はあったようで、想定していたスペア1本だけ残して、ぴったり使い切ることができました。
一つの経験なのですが、他の現場でイルミネーションを行った際、担当の方が
「昨年別の業者さんが発注したのですが、大量に余ってしまったんです」と、余った未開封の箱に入ったままの30本以上の新品のイルミネーションをみせられたことがあります。なんともったいない。
今回は3、4人で一週間程度の事前仕込み製作になりました。
ファイバー製のポールで、樹木全体をリボンのようにグルグルと巻きながら一本のラインでつなぐ構造です。
POKO POKOという新規にクライン ダイサム アーキテクツによって建設されたリゾナーレ那須の肝となる場所にあるモミの木ですが、
起伏のある芝生もあり、高所作業車が木の真横まで行けない状況でしたので、17メートルの高所作業車を使いました。
設営日は、一日中風も強く、雪ちらつき、那須高原という土地も加わりなかなかの寒さでした。
お部屋もご用意していただいて、快適に過ごさせていただきました。
土地柄、大谷石が多く使われている建築で、自然との調和を感じる建物でした。
昨年大谷石採石場跡地で参加させていただいてから、すっかり大谷石好きになりました。https://bellrock.jp/archives/738
設営の帰りに、近くにある、那須温泉 鹿の湯にも入ってきました。
1300年という歴史を持つ名湯。独特の雰囲気も楽しめました。
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