2018/11
栃木県の大谷石採石業跡地にて行われた、”知覚変動”を目標としたSTUDYの場、「VENT」にて、メインステージのキャンドルのデコレーションを担当させていただきました。
20000平米という巨大地下空間をふんだんに使った、アートとサイエンスの融合ともいうべきか、4時間のインスタレーションとプレゼンテーション。
地下空間だけでも圧倒的ですが、それを生かし切る全体の演出も見事でした。
最先端でデジタルな素晴らしい研究の中に、キャンドルという、アナログなものを置かせていただきましたが、とても良い刺激になりました。
実際、当日よりもっと前、 一人夜中に製作に没頭していたこの1週間くらい前にも、ある瞬間、何かをつかんだような感覚があって、なんなのか言葉にまとめるにはもう少し時間がかかりそうですが。
石上純也さんの工法から作っちゃうような建築も、落合陽一さんの「光と音を直接触りたいんですよね」から始まってる研究も、まずは興味があることに没頭して、実現に向けて模索していく流れは、聞いててワクワクしたし、串野真也さんと藤島皓介さんの、靴とアストロバイオロジーの話は、今後の未来を見るようで、地下神殿のようなスペシャルな場所で聞くと神秘的に拍車がかかり、大好物でした。
設営日の夜も21時を過ぎた時、 串野真也さんの作品を大谷石の上に積んで飾ることになり、荒々しいキャンドルをお願いしますとのオーダーに、現場で即興で5本のキャンドルを掘ることに。
リハまでに40分しか時間が無いながら、祖父の形見のノミを持って、気持ちを高め、室温8度なのに、最後はTシャツすら脱ぎ、タンクトップ姿で無事40分で5本、掘ることが出来ました。
素晴らしい場におよびいただいたことに、感謝いたします。
https://www.amanocreativestudio.com/works_detail.php?l=1&m=0&id=91
巨大な地下空間で、何か秘密結社の集まりのような。
それが、昨日今日始まったものでなく、次元的時間を超えたような空間であるように、という雰囲気で作った、キャンドルたち。